債務整理

個人再生後に新たな借入はできるの?

個人再生をすると、借金を5分の1程度まで圧縮して貰うことが出来ます。
圧縮後に残った借金を毎月少しずつ返済していけばいいので、生活が一気に楽になるでしょう。

しかし、借金の額が少なくなるとはいえ、実際に返済していけるかどうかは別の話です。

金額が減っても返済は返済です。「毎月返済する」ということ自体に不安を抱える人も一定数いるでしょう。
中には「もし返済できなかったら、どこからかお金を借りて返済してもいいの?」と、思う方もいらっしゃるかもしれません。

他にも「個人再生の後に車が欲しくなったら、カーローンは組める?」「うちの子もうすぐ進学で教育費がかかるんだけど、教育ローンは使える?」など、疑問をお持ちの方も多い筈です。

そこで、ここでは「個人再生後にお金を借りることはできるか?」をテーマとして、様々なことを紹介していきます。

個人再生後の生活が不安な人や、何かあったときに借金で乗り切ろうと今から考えている人は、個人再生の前にぜひご一読下さい。

1.個人再生後は借入不可!

結論から言えば、少なくとも銀行や貸金業者からは、個人再生の後しばらくの間、新規にお金を借りることが出来なくなります

個人再生をすると、そのときの債権者(お金を貸していた側)が「この債務者(お金を借りた側)が個人再生しました」という情報を「信用情報機関」という組織に連絡します。

「信用情報機関」には、その機関に加盟する業者からの情報提供により、借金に関する様々な情報がデータベースに登録されており、銀行や貸金業者、クレジットカード会社などは、融資や借入やカード発行の申込みを受けたときに、各々が加盟している「信用情報機関」の情報を照会します。

ここでもし、申込者に関して、「過去に個人再生をした情報」が見つかると(このような情報を事故情報と言います)、お金を貸す側は、「この人は返済能力に問題がありそうだ」と判断し、融資やカードの発行を断る判断をします。

このように「(個人再生を含む)債務整理をしたことが理由で借入が出来ない」状態のことを、俗に「ブラックリストに載った」と表現します。

上記のような理由から、個人再生した後は、新たにローンを組んだりお金を借りたりクレジットカードを作ったりすることが出来なくなるのです。

ブラックリストの状態は一生続く訳ではなく、概ね5~10年で解除されます(具体的にどの程度の期間の経過をもって解除するかは、各信用情報機関が自主的に判断しています)。
しかし、時間の経過以外の理由でブラックリストから逃れる方法はほぼないので、個人再生後は5~10年間借金が出来なくなると覚えておいて下さい。

2.個人再生後にお金に困った場合

個人再生の手続では「再生計画」といって、平たく言えば借金の返済計画のようなものを提出し、裁判所の認可を受ける必要があります。

無事に個人再生が終わったら再生計画に従って毎月返済をしていくことになるのですが、万が一これが履行出来ないとどうなるのでしょうか?

そして、個人再生の後にお金がなくなった場合はどうすればいいのでしょうか?

(1) 個人再生が取り消される可能性

再生計画通りの返済を行なわないと、債権者が裁判所に申立てを行い、その結果として、折角認められた個人再生が取り消される可能性があります。

個人再生が取り消されるということは、再生計画のような分割払いの取り決めがなくなり、せっかく減らしてもらった借金も(再生後の既払い分は控除されますが)元の減額前の状態に復活するということです。
これはつまり「元々あった借金の一括払いを求められる」ということであり、支払えない場合は、自己破産をするなどの方法しかありません。

こういった最悪の事態を防ぐためにも、再生計画通りの返済を行わなければならないのですが、もしお金がなければどうすればいいのでしょうか?

(2) 再生計画遂行のための対応

単純かつ効果が高い方法は、親族からお金を借りることです。
銀行や貸金業者から借りられないのであれば、頼るのは身内というわけです。

親族から借りたお金で再生計画通りの返済を行なえば、少なくとも個人再生が取り消されることはないでしょう。

問題は、貸してくれる親族がいるかどうかですが、個人再生後は、自ら一生懸命稼ぐか、親族に頼るか以外のお金の調達方法は、基本的には無いと言えます。

【闇金など怪しい業者に要注意!】
闇金などの悪徳業者は、個人再生や自己破産をした人が、正規の貸金業者からお金が借りられなくなって、お金に困っているのではないかと考えて、不当に高い利息でお金を貸して儲けようとします。
近年は「ソフト闇金」などという、物腰の柔らかい悪徳業者が増えています。一見して悪徳業者だとわからず、対応が丁寧なため、うかつにお金を借りてしまう人がいます。
しかし、ソフト闇金の態度自体は優しいのですが、お金に困っている人を食い物にしていることに変わりはありません。被害者から細く長くお金をむしり取るのが目的なのです。
「困っているならお金を貸しあげますよ」などと近づいてくる人は怪しいと考えて(そもそも、まともな貸金業者であれば、債務整理した直後の人に融資を持ち掛けたりしないのですから、そんなことを言ってくる時点で既にまともな相手ではないと考えて)、警察や弁護士に相談するといいでしょう。

3.しっかりした再生計画を作ることが大事

なぜ、再生計画通りの返済が出来ないのか?
理由は様々ですが(例えば、交通事故に遭って働けなくなった、勤務先から突然リストラされた等といった、手続後に生じた予期せぬ事情が原因ということもあるでしょう)、そもそもの再生計画自体に無理があって支払えなくなったケースも散見されます(再生計画に無理があったということは、将来の収入、支出、あるいはその両方についての見通しが甘かった、ということになります)。

これを防ぐには、個人再生手続の段階で、確実に実行可能な再生計画を立てることが大切です。

再生計画を立てるためには、弁護士の協力を得ることが一番です。
個人再生の経験が豊富な弁護士であれば、しっかりした再生計画を提案してくれます。

弁護士と綿密に相談しながら再生計画を立てれば、個人再生後に支払不能になる可能性を低く出来ます。

自分一人で計画を立てるのではなく、弁護士をうまく活用することをお勧めします。

4.個人再生後は借入不可!慎重な再生計画の作成は弁護士へ

個人再生をするとブラックリストに載ってしまうため、銀行や貸金業者からお金を借りられなくなりますし、クレジットカードを作ることも出来なくなります。
このため、個人再生の後に生活が苦しくなっても、お金を借りてその場をしのぐことは出来ません。

もし、個人再生後の支払いが滞ると、最悪の場合、個人再生が取り消しになってしまい、消えたはずの借金が復活する上に、一括返済を求められてしまいます。

親族からなら、個人再生後でもお金を借りることが出来るので、そのお金で個人再生後の借金返済が出来るかも知れませんが、そもそも再生計画をしっかり立てることが大切です。

慎重に再生計画を作成すれば、将来支払不能に陥る可能性を大幅に減らせます。
再生計画を練るには、弁護士に依頼するのが一番です。

弁護士と相談して、個人再生後の生活が苦しくならない、確実な再生計画を作成しましょう。

個人再生をお考えの方は、ぜひ一度、泉総合法律事務所の弁護士にご相談いただければと思います。
借金問題に関するご相談は何度でも無料です。

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