ネット掲示板で出会った18歳未満の少女と性行為→不起訴処分
罪名 | 結果 |
---|---|
児童買春 | 不起訴 |
背景
Aさんは、援助交際向けのネット掲示板で出会った少女と連絡先を交換し、少女が18歳未満であることを知りながら、後日性行為を行いました。
半年以上が経過した後、少女が警察に補導され、スマートフォンの履歴からAさんとのやり取りが発覚してしまい、Aさんは警察から呼び出しを受けました。
幸い逮捕はされなかったものの、この先の処分につき不安があったため、相談に来られました。
対応
Aさんは罪を認め、被害者と示談を希望していました。
そこで警察署に連絡すると、弁護人限りで連絡先を教えてもらうことができたため、示談交渉を行いました。
被害者が未成年者であったため、被害者の親御さんとの交渉になりました。Aさんの謝罪文などをお渡しし、反省し二度と同じ過ちを繰り返さないと誓っていることなどを伝えました。
結果
示談金を支払うことで示談が成立し、不起訴処分となりました。
被害者が未成年者のとき、示談の相手方はその親になることが一般的です。その際は、事件の内容次第では、被害感情が強く、交渉が難航することもあります。
そのようなときには、示談金の提示だけではなく、被害感情が収まるよう、謝罪文等で反省の事情を伝えたり、示談書の約束事項に被疑者の意見を反映させたりすることが重要になります。
今回、Aさんの反省の事情が伝わったことで、示談成立に繋がったのだと思います。